[これからの相続対策]
例@ 親の面倒をみてくれる子供に相続させたい。
例A 平等に財産を分けたいが、近所に住んでいる子供と遠方の子供といる。
例B 子供の世話にはなりたくない。自宅を売って老人ホームの入居金にしたい。
さまざまな悩みや不安を解消するため、私たちは一緒に考えます。
相続対策は資産家だけの事ではありません。
家族・親族を持つ人みんなに必要なことです。
なぜですか?
@親族間の無用な争いを避けるため(被相続人)
Aあげたい人にあげるため(被相続人)
B正当に遺産を受け取るため(相続人)
C思わぬトラブルと出費に悩まされないため(相続人)
相続の仕組みを知らないと相続が争続になる!
遺産相続に関する家庭裁判所への相談、申し立て件数は増加の一途をたどっています。
それだけモメる事例が増えているということです。
遺産相続には相続人も被相続人も「転ばぬ先の杖」が必要。
親族間で争いをせずにスムーズに遺産を相続してもらうためには、生前にできるだけ対策を講じておくことが何より大切なこと。女性のための「モメない相続相談室」は、これから資産を残すことになるあなた(被相続人)、その遺産を相続することになるあなた(相続人)の「転ばぬ先の杖」となります。
「たいした財産がない」「子どもたちが仲良し」は甘いかも…
この十年間、私は信託銀行や税理士のご紹介で、相続に関するトラブルや争いごとの処理に当たってきました。その経験からつくづく感じることは、皆さんの遺産相続に関する認識が楽観的過ぎることです。
楽観的なことは、悲観的よりもよいのですが、こと遺産相続に関しては、それが火種になって、親族が思わぬトラブルに巻き込まれることは、枚挙にいとまがありません。そういう事例に多いのは、「うちはたいした財産がないから……」「親子兄弟の仲がいいから……」と高をくくった場合。それがいちばん危険です。
離婚の増加が相続を思いのほか難しくしている
「ばついち」「バツイチ」「×イチ」という言葉が辞書に載るほど、離婚が珍しくない時代になってきました。複数回、結婚する人が増えた結果、前妻、前夫の子という立場の人が増えて、遺産相続をむずかしくしています。
「私は父の再婚相手(義母)に育てられました。父の死後も面倒をみていますが、決して折り合いはよくありません。義母亡き後、遺産がどうなるのか不安です。というのは義母には父と結婚する前にできた子どもが2人いるのです」
先日もこんな悩みを抱えた方が相談に見えられました。誰もが社会常識として、「相続」に関しては一定の知識をお持ちと思いますが、世の中の多様化は思いのほか遺産・相続問題をむずかしいものにしているのが現状です。
いくら兄弟姉妹の仲がよくても、配偶者という存在が…
仲良し3人姉妹がおりました。みんな結婚していて、夫同士の仲もよかったのです。姉妹のお父上が亡くなっても、3組の夫婦の仲良しぶりは変わりませんでした。というのは、遺産はすべて姉妹たちのお母さんが相続したからです。
ところが、そのお母さんが亡くなったら、それまでの和気あいあいはどこへやら。遺産をめぐって、
深刻な争いが起きたのです。普通なら3等分すればいいようなものですが、分割しにくい遺産だったため、こじれてしまったのです。
不動産のような財産は分割しにくい。売ってお金にすれば簡単ですが、「すぐ売れる」とは限りません。また、各人の家庭の経済事情も異なります。それに加えて配偶者が口を挟むようになると、それまでの良好な人間関係がいっぺんに崩れてします。
「法定相続どおりに相続させたくない」という親が急増中!
民法の規定では、夫が死亡した場合、妻が財産の2分の1を、残りを子どもらが均等に分割して相続するとなっています。ところが昨今、民法の定めどおりに相続させない、したくない相談が増えてきています。
たとえば、「妻にすべてを残したい」、親不孝を理由に「長男にだけはやりたくない」、あるいは子どもを飛び越えて「孫にやりたい」とか。そういう人は、その意思を「遺言書」という形ではっきりさせておかないとだめですが、それをおろそかにしてしまう事例です。
あらゆるケースを想定し万全のコーディネートをいたします!
近い将来に必ず発生する相続問題、被相続人にとっても、相続人にとっても「相続」は確実にやってくることです。ところが時代の多様化、人々の意識の変化で、相続問題は一筋縄ではいかない事態になっています。
いま必要なのは、確かな知識と情報をも持つこと、そして「転ばぬ先の杖」で、事前にモメないように対策を講じておくことです。女性のための「モメない相続」相談室はまさにそのためにあります。
相続はすべて法律的問題です。私どもの女性のための「モメない相続」相談室では、時代を反映したあらゆる遺産相続を想定し、私ども司法書士ばかりでなく、相続専門の財務コンサルタント、弁護士、税理士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、心理カウンセラーなどを相談室スタッフとして、万全の相続コーディネートをいたします。
「モメない相続」相談室に寄せられた質問と相談者の声
「モメない相続」相談室を開設して約1年になりますが、
これまでに皆様から寄せられた相談に関して相談者の声の一部を紹介させていただきます。
あれはまだ夫が元気なころのことでした。子どもたちも成長して各々家庭を持ち、私たちは夫婦2人の静かな時間を過ごしていたところ、夫が突然、「僕が死んだ後の君の生活が心配だ」といい始めたのです。
夫が元気なだけに私は驚きました。「家があるし、遺族年金ももらえるから」と私が言うと「僕が死ねば相続の問題がおきる。そんな単純に考えていてはだめだ」と諭されました。
それがきっかけで、いろいろ調べ谷口咲司法書士事務所の「モメない相続」相談室を知り、早速電話しました。
私たちには4人の子ども(男2人、女2人)がおりますが、兄弟姉妹関係はごく普通です。
でも夫は「相続が原因で仲たがいがないようにするのが僕の最後のつとめだといって谷口咲先生の指導の下、公正証書遺言を作成しました。
おかげで数年後に夫が突然逝ってしまった後も、相続では何一つ問題が起きませんでした。
先を読んで転ばぬ先の杖を求めた夫と、その杖になっていただいた「モメない相続」相談室に心から感謝しています。目下、同じような境遇、立場の人たちに「モメない相続」相談室に相談することを積極的に勧めています。
私たちには子どもがありません。1人いたのですが、不幸にも若くして事故で亡くしてしまったのです。
それまでサラリーマンだった私は、息子の死をきっかけに会社を辞め、独立起業をいたしました。妻と2人無我夢中で働いた結果、望外の成功を収め、それなりの財産を築くことができました。
私には兄弟、親がおりますが、ほとんど没交渉で、私たちのささやかな成功にもまったく寄与しておりません。妻は財産の大半を生まれ故郷に寄付したいと考えております。私もそれには賛成です。もし私が妻よりも先に逝ったとしたら、残された妻が2人で築いた財産をどう処分しても私はかまいません。
でも、法定相続ですと、親兄弟にも相続権が生じてしまいます。「どうしたものか」と思っているとき、「モメない相続」相談室を妻が見つけ、早速電話し、相談室を訪ねました。
その結果、私が遺言書を作成し「妻に全額相続させる」旨を表明すればよいと教えていただきました。
まだ私も妻も健在ですが、妻が先に逝く場合も可能性としてはあり、私だけでなく妻も私に「全額相続させる」との遺言書を作成しました。どっちになっても、私たちは余生に必要な最小限のお金を残して、それぞれの故郷に寄付する心積もりでいます。
私は今の夫に「後妻」として嫁いだ人間です。私は初婚でした。今の夫との間に子どもはありません。夫は前妻との間に男の子が1人います。
前妻が引き取って育てたのですが、いまは前妻も亡くなり、長男は独立しています。ところが夫と長男は折り合いが悪いのです。これも無理ありません。夫は長男からたびたび暴行を受けていたからです。経済援助もしたことがあります。
しかし、長男の粗暴さは直りません。私も何度か暴力を振るわれ病院へ行ったこともあります。今は長男も年を重ね、家庭も持ったのでおとなしくなりましたが、夫は「長男には財産を1円たりともやりたくない」といっています。
友人に「本当にそうしたいのなら遺言書ではっきりさせておくべきだ」と忠告を受け、インターネットで「モメない相続」相談室の存在を知りました。
早速、私たちの希望を伝えると、「公正証書遺言」の作成を提案されました。
このアドバイスに従って、長男を遺言で相続人より排除し、すべての財産を妻(私)に相続させるとする遺言ができたのです。
いくら血を分けた子供といっても、親を親とも思わない子どもは、子どもの資格はないと思います。特別、多額の財産ではありませんが、夫は思いがかなって満足そうでした。